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近代日本画壇のゆるぎない巨匠、横山大観(1868〜1958)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の第1回生として入学して以来、明治から大正、昭和の戦前戦後を通じて活躍を続けました。やまと絵、琳派、水墨画などに学び、自らの絵画世界を築いて数々の名品を生み出しました。
本展では、東京美術学校の卒業制作として知られる《村童観猿翁》(1893年、東京藝術大学)から、最後の院展出品作となった《風蕭々兮易水寒》(1955年、個人蔵)まで、代表作がずらりと並びます。初期の人物画として人気のたかい《無我》(1897年、東京国立博物館)、《屈原》(1898年、厳島神社)、重要文化財《瀟湘八景》(1912年、東京国立博物館)、40メートルを超える全巻が会期を通じて展示される《生々流転》(1923年、東京国立近代美術館)、飛びぬけて華やかな《夜桜》(1929年、大倉集古館)、《紅葉》(1931年、足立美術館)、連作「海山十題」(1940年)からは2002年に60数年ぶりに所在が明らかになった《山に因む十題 龍躍る》(足立美術館)ほか数点など、見ごたえのある名作が多数出品されます。
大観は1904年、岡倉天心に同行し、菱田春草、六角紫水とともに米国に渡りました。約1年をアメリカで過ごし、ニューヨークやボストンなどで作品展を開いています。その頃に描かれ、ボストン美術館が所蔵する《帰牧図》《金魚図》《月夜の波図》《海図》の4点が里帰りし、東京では初めて展示されます。
本展は「近代日本画の巨匠」と冠される大観を、近代日本画の枠内でのみ捉えるのではなく、大観芸術と関わりの深い、重要文化財の伝陳容《五龍図巻》(南宋時代、東京国立博物館)など古美術を出品し、大観の作品と並べて展示します。国宝級の古典名画と比較されることによって、大観自身が古典に連なる、新たなる伝説の始まりです。
DNPアーカイブ・コムでは、本展の告知物、展覧会カタログ、ポストカードを製作いたしました。
没後50年 横山大観――新たなる伝説へ 
2008年1月23日(水)〜3月3日(月) 国立新美術館 ※会期中展示替えがあります。
主催:国立新美術館/朝日新聞社/没後50年横山大観展組織委員会
>>http://www.asahi.com/taikan/index.html
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